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アーカイブ 2018/12/30
 
レシピその333
アントンのリンゴのストゥルーデル
〜年末恒例のボランティア。〜


年末恒例のボランティアグループの
ドルチェ販売も無事に終わりました。
毎年、教会の前庭で行い、
ミサで訪れる人達に販売しています。



私たちのグループはビスケットと
リンゴのストゥルーデルをつくりました。


▲この会のリーダーのミンマ92歳(左)と
歩く知恵辞典のアントニア(右)


朝からドルチェをつくり始めますが、
昼食の時間になると
誰が決めたわけでもないのに
アントニアがポレンタをつくり始め、
家から持って来た
バカラ煮込みと合わせてワインを飲み、
ドルチェもカフェもしっかりとって再開します。



いろいろな話題に花を咲かせながら、
ゆったりとしながら、
それでも手だけは動いている
という感じでつくっていきます。

トルタの大きさを見ると、
そのほとんどが28cm型で焼いた物ばかり。
彼女らにとってはこの大きさがスタンダードです。
日持ちするトルタなので大きいのでしょうが、
基本的な食べる量の違いを垣間見ます。
私もイタリア人並の量を食べますが、
まだまだなのかもしれませんね。



さて、今回はアントンがつくった、
練パイのリンゴストゥルーデルです。
「味つけはシンプルに
 食べる人が好みでつけたせば良いのよ」とアントン。
彼女のいう通り、
このつくり方ですと子供も大人も楽しめますね。

今年も最後になりました。
また美味しいものを
ご紹介していきたいと思いますので
よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さいませ。


アントンのリンゴのストゥルーデル

■材料

・パイ生地
小麦粉:300g
バター:200g
塩:小さじ1
冷水:50cc
卵:1個つや出し用

・中身
リンゴ:300g
ビスケット:大さじ3(潰した物)
レーズン:軽く一握り
サマーチェリー:大さじ2
(ドライプルーンなどでも可)
くるみ:50g
レモン:1個
アプリコットジャム:大さじ3
(リンゴの甘さで調整する)




■作り方

(1)冷えたバターを1cm角くらいに切り、
小麦粉と塩を混ぜたなかに入れる。



(2)全体をざっくりと混ぜて
バターを小麦粉を
こすり合わせるようにする。



(3)冷水の半分を加えて混ぜて
ひとかたまりにできるくらいの
かたさになるように
水を必要な分だけ入れる。



(4)ひとかたまりにして
冷蔵庫で1時間冷やし休ませる。



(5)中身をつくる。
・リンゴはいちょう切りにする。
 口当たりを変えるため大きさを大小にする。
・レーズンは水でもどす(好みでブランデー)。
・くるみは手で小さくする。
・レモンは皮の部分をする。
・ビスケットは袋の中で麺棒で潰す。



(6)(5)を全て入れてかき混ぜる。



(7)生地をラップではさみ広げる。
オーブンを180度にあたためはじめる。



(8)生地を手前に少し折って、
半分にして折り、
麺棒で伸ばし、90度方向を変えて
また織り込んで伸ばすを数回する。



(9)薄く伸ばす。
サイドの生地は切って
後の飾りつけ用にとっておく。



(10)生地の上に中身をおき、
手で押さえながら形をつくる。



(11)ラップと一緒に巻き、
空気を抜く感じで押さえ、
最後に両脇を閉める。



(12)好きな飾りつけをして
フォークで穴を開ける。



(13)溶き卵を全体に塗る。



(14)180度にあたためたオーブンで、
45分から1時間焼く。



はい、焼き上がりました。



熱々のところにアイスクリームを添えて
ブランデーやシナモンをかけたりして
それぞれの好みの味をつくって
召し上がって下さいね。

Buon appetito!


 
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