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アーカイブ 2021/04/04
 

レシピその388
そら豆のラビオリ 春のお花入り
〜再びの赤ゾーン。〜


再びいろいろな気を配らないといけない
「赤ゾーン」に指定されているミラノです。
「いつからオレンジになるのかしら?」
「そちらは白からオレンジになったね」
「黄色とオレンジの違いって何?」
「今、そちらは何色?」
日常の会話の中に、
色名がよく出てくるのは相変わらずです。

「赤」=「注意」。
でも赤にはいろいろな印象がありますね。
友人と交わすメールに多い赤いハートは、
安心と温かさが伝わってきます。
ドリンクメーカーのイメージカラーの
サンタクロースは、ファミリー感を感じます。
赤電話はほっとしてかけられる印象がありました。
東京タワーはいくら高くとも安心感がありました。
還暦はうれしい折り返し点の印象です。
年末年始の赤い下着は厄払いをしてくれて、
来年も元気でいられそう。
達磨は願い。縁起良さの強さにつながります。
まだまだありますが赤のイメージは、
私には心を惹きつけてくれるものや情熱、
そして、温かさ、母なる色を感じます。
でもまた同時に、
赤信号、赤標識、割れ物注意の札の色でもあります。
それでは「赤白」の組み合わせはどうでしょう?
紅白歌合戦しかり、運動会の紅白も、
日本ではお祝いのテープや幕も紅白でした。
色が示す意味‥‥
それは常識、もしくは、
その場での判断と言われそうですが
判断能力が著しく欠乏している私には苦手分野です。

このコロナの状況では、
特に赤に注意力が向いているせいか
赤を見るとついドッキリします。
先日もスーパーでいつものようにセルフ会計をして、
最後に自動精算機に行き、
携帯バーコードリーダーで精算をしているとき、
最後に「全ての工程が無事完了しました。
ありがとうございました」と、
画面一杯に出てくるのですが、
その文字色が「赤」です。
出てくるたびに、いつもびっくりして、
文字をドキドキしながら読んで
私の買い物は終わります。
上に小さく緑チェックマークはあるにしろ
セルフサービスの緊張感から
「赤」=「注意」に
なってしまうのでしょう。

さて、話は全く変わりまして、
我が家の前に住む友人ベアの
庭のサルビアをもらいに行ったとき、
なんともよい香りのする
可愛いスミレが自生していました。
こちらもたくさんいただき、
さっそくパスタに入れてみました。
春の食卓にこのウキウキした気持ちをのせてみましょう。
スミレでなくとも、
エディブルフラワーでしたらなんでもよいです。
ご紹介するのは「そら豆のラビオリ 春のお花入り」。
春の香りをお楽しみ下さいね。


そら豆のラビオリ 春のお花入り

■材料(3〜4人)

・生パスタ
小麦粉:150g
セモリナ粉:50g
卵:全卵2個+黄身1個
※今回は出来上がりの生地の半分を使用。

・具
リコッタチーズ:150g
グラーノチーズ:50g
そら豆:110g(ゆでて皮を取った分量)
塩、コショウ:適量
エディブルフラワー:適量
※今回はスミレ、カーネションを使用。

・ソース
バター:
ラビオリをゆでる時用30gとソース用30g
塩、コショウ:適量
サルビア:数枚




☆下準備

・そら豆はサヤから出して洗う。

・パスタを練り30分以上休める。
レシピ6レシピ9レシピ235を参照。



・塩入りの湯でゆでて
中身を出しておく。




■作り方

(1)そら豆を飾り用に少し残しておき、
残りはフードプロセッサーで細かくする。



(2)半分をリコッタチーズに入れ、
残りはクリーム状にして、
こちらもリコッタチーズに入れる。



(3)(2)にグラーノチーズを入れて
混ぜ合わせ、塩、コショウで味付けする。
やわらかい場合はグラーノチーズをたす。



(4)パスタを2枚用意する。
かぶせる上の方のパスタは薄くする。
底になる方のパスタに
花型をそっと押しつけて印をつける。



(5)印をつけた花型の真ん中に
具を丸く置き、
その上にそら豆と花を置く。



(6)(5)の上に薄いパスタをそっと置く。



(7)ひとつずつ形を整えながら
空気を抜く。



(8)型の裏側を使って
丸いかたちの印を軽くつけて輪郭をつけ、
花型で切り抜く。



(9)花弁の部分を指でしっかりおさえる。



(10)上の生地が薄いので破れやすいです。
破れても大丈夫です!
破れたときは残っている生地を
部分的に被せて修正しましょう。



(11)かわいいラビオリが出来上がりました。



(12)深い平らなフライパンに
ラビオリの8分目くらいの高さの
塩入りの湯を入れ、ゆで始める。



(13)バター30gとサルビアを入れる。



(14)フタをして蒸しゆでにする。



(15)上に浮いて来たら、
またフタをして数分ゆでる。
※底にパスタがついている場合は
フォークなど使って底から浮かせる。




(16)ゆで上がったら、
一つずつ取っておく。



(17)パスタを取り除いたところに
サルビアを数枚とバター30gをたし、
1〜2分煮詰めてソースを作る。
最後に塩とコショウで味を整える。



盛り付けましょう。
ラビオリを置き、ソースをかけ、
花を飾りましょう。
お好みでグラーノチーズと
コショウをかけて下さい。
やさしいスミレの香りが口の中に残ります。
お皿の上の春をお楽しみ下さいね。
Buon appetito!


 
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