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アーカイブ 2024/04/07
 

レシピその462
春菊と釜揚げシラスのパスタ
〜イタリア人のコミュニケーション〜


日本に帰国しています。
イタリアの友人とビデオで話をしているときに
思わず涙が出てきて困ります。
言葉から伝わってくるものが直球で、
私の心を揺さぶります。
言語や表現の違いはあるにしても
イタリア人と日本人のコミュニケーションは、
なにかが違います。
「ぬくもり」なのかもしれません。
挨拶に握手、ハグやキスをするイタリア人。
体のぬくもりを感じ、
そのカロリーが籠もっている言葉が
心を温めてくれるのではないかと思っています。
イタリアにいる頃は、
なにも感じずに当たり前だと思っていることが、
違う土地に身を置くと、
なんともノスタルジーに繋がります。
タッチし、体温を通して感じて交信することを
大切にしていきたいものだと思っています。

さて、今回のメニューは
春菊と釜揚げシラスのパスタです。
イタリアにいるときに食べたくなる春菊と
釜揚げシラスの組み合わせです。
イタリアにはしらすに似た魚はありますが、
釜揚げシラスはありません。
日本のノスタルジーにひたる食材です。
今回は手打ちのショートパスタを合わせました。
もちろん、スパゲッティでもどうぞ。
私はここぞとばかりに
春菊もシラスも多量に入れますが
皆さんのお好みで分量を決めて下さいね。


春菊と釜揚げシラスのパスタ

■材料(2〜3人分)

釜揚げシラス:150g
春菊:ひと束
熟トマト:2個
にんにく:1かけ
ショートパスタ:150gg
※今回は手打ちセモリナショートパスタ
EVOオイル:大さじ4(シラス炒め分)
大さじ3(パスタ用)
塩:好みの分量
アンチョビ:少々
ペペロンチーノ:お好みで少々




☆下準備

・シラスは少し残して
水気を飛ばす程度に干す。



・トマトは湯むきしてざっくりと切っておく。
そのときにでたトマト液は取っておく。
・春菊は生でトッピングする分は細かく刻み、
後は数センチに刻む。芯は斜め切りにする。
・にんにくは刻んでおく。




■作り方

(1)熱したEVOオイルの中に
シラスを入れてさっと揚げ炒める。
鍋にパスタ用の水と塩を入れて沸かし始める。



(2)炒めたら油を切っておく。



(3)フライパンにEVOオイルと
にんにくを入れて火をつけて香りを出す。



(4)パスタをゆで始める。



(5)にんにくの香りが出てきたら
ペペロンチーノとアンチョビを入れる。



(6)トマトを入れる。



(7)さっと火を入れる。



(8)火を止めてゆで上がったパスタを入れる。



(9)好みの分量のシラスと
春菊も好みの分量を入れてかき混ぜる。



(10)春菊やシラスの全体的な分量を見て
足したりして好みの割合にする。
最後にEVOオイル一周かけ回し、さっと混ぜる。



盛り付けましょう。

取り置いた細かく切った生春菊と
シラスをのせてトマト液を少しかけ、
最後にオイルを少々かけます。
生トマトのフレッシュさがシラスの味を引き立たせますね。
Buon appetito.



今回のセモリナのショートパスタは
お届け弁当も出来ます。
歩いて5分のところに住む姉に届けます。
ショートパスタならでは出来ることです。


 
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