ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

理由が必要。

お元気にちわーっす。
駅前を歩いていたら、
「どうぞー」
っと、ただ、あめやら、チョコやら、
うまい棒を配ってる若い女性がいてさ。ふつうの若い女性。
手に下げてるカゴにたくさんお菓子が入ってる。
しかし、なんのキャンペーンなのかがわからない。
せめて、あめの袋に、
ホチキスとかセロテープとかで
広告をつけるとか(ほんとはそれも、どうかとも思う)、
「○○入会キャンペーンやってまーす」
って、声に出すとかしてほしい。
ただ、「どうぞ〜」じゃあねぇ。

ほとんどの人が小さな頃から悪ガキで
15で不良と呼ばれたわけじゃなく、
小さな頃から、
「知らない人から食べ物をもらっちゃいけないよ」
と教育されてきてる。
まあ、もういい大人な年齢ではあるし、
あきらかに買ったお菓子で、毒っぽさもないということも
わかるけど、やっぱり手が出ない。足が止まらない。
2秒弱くらいの間で、そういうことをいろいろ考えながら
チラッと見たのがバレていたようで、
「あ、どうぞー。だれももらってくれないんで!」
と、わたしに向かって言ってくる。
やめて!どう対処したらいいのか、わからない!
愛想笑いをして、目を合わせないようにして、
へこへこしながら
「いらないですすみません」的オーラを出して、
早足で去るので精いっぱい・・・。
前に、ティッシュやチラシを配る企画のときに
配る側を経験したけど、
もらってもらえないせつなさを感じたから、
できれば受け取りたいんだけどねー。
あれ以来、配っているものなら、できるだけ手を出して
もらっておこう。ということにしているが、
今回ばっかりは仕方がないよね。
と思いつつ、なんだか心にちょっと残っちゃったなぁ。
でも、やっぱり配る理由がわからないともやもやする
ということを覚えておこう。
そして彼女に教えたい。
「もらってもらえない理由を考えておくれ」と。

これは、「メールするからメールしてね」にも
書いたネタなので、お読みになった方も
いるかもしれませんが、ごかんべんを。
今日バージョンだからね。

うちの牛(ねこ)は、インターホンが鳴ると
玄関にお迎えに行くようなやつで(もう1匹は無反応)、
駅前のティッシュに遭遇したら、
すぐにもらって帰るだろうタイプ。
野良猫になっても、色んな人にやさしくしてもらって、
ぜんぜん暮らしていけるタイプ。
先日も、ピンポーンと聞こえた途端に、
ダッシュで玄関に向かった。
朝のバタバタした時間。
遊んでる場合じゃないのに、
遊びたそうでちょうどテンションがあがっている彼。
これは、勢いで玄関の外へ出て行きかねない。
と、危険を察知して抱っこをして、
クロネコヤマトさんをいっしょにお迎えしまして。

わたしが受け取りのサインをしてるとき、
配達員さんが、うちのねこに指を出したのです。

かなり安心してください。
ハラハラするような展開は何も起こりませんよ。
うちのねこも、その指をスンスンと嗅いでいましたとさ。
はい、平和。

以上、それだけです。
ハプニングもオチもないよ。
でもね、うれしかったのよ。
こういう場合、あまりねこにかまわない人が多くて、
抱っこしてても、無反応な人がほとんどだから、
思わずつい指が出ちゃった感じが、
ねこ好きとわかってしまったので、
「わかるぅ!」とうれしくなった出来事なのでした。

ここで、自称・いぬねこ係のわたくしから、
ワンポイントアドバーイス。
犬に出会ったら、しゃがんで、手を、
できれば手の甲を出して、待つ。
犬から来てくれたら、甲のにおいをかいでもらったりして
様子を見て、そのまま
コミュニケーション取るか取らないか、決める。
犬から来なければ、目で見てたのしむだけにする。

ねこの場合にも、しゃがんで、
ひとさし指を1本差し出して、待つ。
ねこが来てくれたら、きっとその指に、
口のまわりをスリッとしてくるでしょう。
それは友好的なサインなので、
もう少しからんでもいいかもしれません。

以上、自称・いぬねこ係からの
ワンポイントアドバイスでした。

さて、うちのお2匹さん。

うつくしいわぁ。うっとり。

見てこれ。
芸術的だよね〜。
どうなってんの??あぁ、おもしろい。

こちらの方も、年齢を重ねるにつれ、
どんどんわがままになって、主張が激しくなってきて。
この顔。
すっかり、しもべと化している日々です。

最近は、夜少し涼しくなると、一緒にかごに入って
暖を取ることになっているみたいで。
家に帰ると、ここにいる。

あたしゃ、たまらんよ。

さ、今週もたまらず、よろっしゃっしゃ〜っす。

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