KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百六拾壱・・・シンクロ

とんとん

隣家
の人
「入ってますか」
北小岩 「入ってますよ」

ガラガラ

隣家
の人
「回覧で〜す」
北小岩 「ありがとうございます!」

先生宅は便所の小部屋と同じ扱いなので、
来訪者はこのようにするのである。

小林 「なんや?
 ほうほう。
 町の教育会館に
 男たちが呼ばれとるな」
北小岩 「今後注意することついての
 お話らしいです」
小林 「ようわからんが
 行ってみるか」

師弟が到着すると
あほ面下げた男たちが集っていた。

司会 「みなさんお暇な中、
 よくお集まりいただきました。
 では今から
 問題の映像を流します」

そこに映し出されたのは
ピサの斜塔であった。

ぐぐぐぐぐっ

「キャ〜!」
「マンマミーヤ!」

小林 「塔が倒れそうになり、
 イタリアンが逃げまどっとるな」

ぐぐぐぐぐぐぐっ

北小岩 「あっ、
 元に戻りました」
小林 「元に戻ったというより
 傾きがなくなって
 直立しとるな」

ぐぐぐぐぐっ

「キャ〜!」
「マンマミーヤ!」

北小岩 「今度は逆方向に
 倒れそうになっております」

その時、カメラが
前方にいるひとりの男を映し出した。

小林 「むっ!
 ヤツは世界一のイチモツの
 持ち主やないか」
北小岩 「POLE BIGGEST
 (ポール・ビゲスト)さんで
 ございますね。
 全裸のようですが、
 おちんちんにモザイクがかかって
 よく見えません」

映像が一時停止になった。

司会 「では今からモザイクを外します」

じゃ〜ん

お〜!
う〜・・・。

あまりの巨大さに
会場は歓声とため息が交錯した。

ぐぐぐっ ぐぐぐぐぐぐっ
北小岩 「あっ!
 ポール・ビゲストさんの
 おちんちんが右に傾いたら、
 ピサの斜塔も右に傾きました」

ぐぐぐっ ぐぐぐぐぐぐっ

小林 「今度は左に傾いたら、
 塔も同じように傾いとる」
司会 「そうなんです。
 ポール氏のちんちんと
 ピサの斜塔がシンクロ、
 もといチンクロするように
 なってしまったのです」

北小岩 「なんと!」
司会 「みなさまの
 大したことのないチン棒も
 何かとチンクロすることが
 あるかもしれません。
 くれぐれもお気をつけください!」

お気をつけくださいと言われても
気をつけようがない。
それにこんなことを
町の教育会館で行なっていること自体
くだらな過ぎるであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2023-03-05-SUN

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