KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百六拾八・・・湖

北小岩 「いちに さんし」
小林 「しっくす ないん」
北小岩 「にいに さんし」
小林 「しっくす ないん」
北小岩 「山登りのかけ声といたしまして、
 それは妥当でない気がいたします」
小林 「ええやないか。
 世界中のおなごたちが
 俺たちにのぞんどることや」
北小岩 「確かにそうでございますね」

そんなことは鼻くそほどもない。
それどころか世界中に師弟の金的を
亡きものにしようと企てる女が
後を絶たないほどだ。

北小岩 「もう少しで頂上でございます」
小林 「風光明媚やな。
 まるで山の上から
 スカートの中を
 のぞき見しとる気分や」
北小岩 「さすが先生でございます!
 それほどまでに
 核心をついた比喩はございません」

ごごごご〜〜〜〜〜〜

小林 「むっ!
 山の麓から凄まじい勢いで
 水が噴出しとる」
北小岩 「どんどんたまっております」
小林 「下山して見にいこうやないか」

だだだだだっ

先生たちが駆けつけると、
そこには変な形をした湖ができていた。

北小岩 「続々と学者のみなさまが
 集まっております」
小林 「何があったんや?」
地質
学者
「水が興奮しているとしか
 思えないですね」
北小岩 「形がとても気になりますが、
 何というタイプの
 湖でしょうか」
地質
学者
「専門家としては
 あまり用いたくない名称なのですが」
小林 「はっきり言わんかい」
地質
学者
「この湖は
 『ちん湖(ちんこ)』だと
 思います」

北小岩 「ちんこでございますか!
 どんな特徴があるのでしょうか」
地質
学者
「毎朝、
 湖の前方が勃ってみえます」
北小岩 「えっ」
地質
学者
「そして一カ月に一度
 先っぽから噴火するでしょう」
北小岩 「そうなのでございますか」

だだだだっ

地質学者のところに
助手が息せき切って突っ込んできた。

助手 「新たな発見がありました。
 湖の下方には
 大きな玉が2つあり、
 玉の周囲には
 毛が生えておりました」
地質
学者
「やはり『ちん湖』で
 間違いなかったか」
小林&
北小岩
「・・・」

先生の町に突如現れた『ちん湖』。
これからどう太くなっていくのか。
はたまた中折れしてしまうのか。
予断を許さない。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2023-04-23-SUN

BACK
戻る