キーン
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| 北小岩 |
「朝の冷え込みが
厳しくなってまいりました」
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| 小林 |
「寒いと
小便の神様もせっかちになるな」
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| 北小岩 |
「トイレに向かいましょう」
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だっだっだっ
ゴロンゴロン
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| 北小岩 |
「むっ！
トイレの床に
何かが多数落ちております」
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| 小林 |
「何かではなく
ナニが落ちとるな」
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| 北小岩 |
「どういうことでございましょうか」
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じゃ〜〜〜 ぶるんぶるん ぽろっ どたっ
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トイレ
の先客
Ａ |
「げげっ！
小便して
チンチンの水を切ってたら、
チンチンがとれて
落ちてしまった！」
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じゃ〜〜〜 ぶるんぶるん ぽろっ どたっ
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トイレ
の先客
Ｂ |
「俺もだ！」
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「よっこらしょと」
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| 北小岩 |
「そこのおばあさま、
ここは男性トイレでございます。
なぜ竹かごを
背負っているのかは
わかりませんが
入ってはいけませんよ」
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おばあ
さん |
「ええんじゃええんじゃ。
近頃男のイチモツが
弱くなっとってな。
ぶるぶるしただけで
とれてしまうんじゃよ。
そのままにしとくと
犬が持ってってしまうから
拾ってまわっとるんじゃ」
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| 北小岩 |
「拾って
どうなさるおつもりですか」
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おばあ
さん |
「天日干しにしてな。
ナマコとして売るんじゃよ」
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| 北小岩 |
「ナマコとは
色も違う気がいたします」
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おばあ
さん |
「なまっちょろい色のふにゃちんは
黒く塗るけど、
よく使い込まれたモノは
黒光りしとって
コリコリして
天然物として
高く売れるんじゃよ。
ウナギと同じじゃな」
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| 小林 |
「金玉も転がっとるが
どうするんや」
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おばあ
さん |
「温泉タマゴにするんじゃよ」
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| 北小岩 |
「どこの温泉でですか」
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おばあ
さん |
「金玉じゃから
玉造温泉のモノが
最高級なんじゃが
近場で間に合わせとる」
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| 小林 |
「ヤバい。
漏れそうや」
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じゃ〜〜〜 ぶるんぶるん ぽろっ どたっ
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| 小林 |
「しまった！
イチモツがとれた。
ナマコと温泉タマゴに
されてしまう」
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ぶにゅ ぶにゅ
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おばあ
さん |
「んっ？
今、極小のゴミを踏んだな。
ちゃんと捨てとかんとな」
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ぽいっ ぼいっ
ばくっ
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| 北小岩 |
「犬が咥えてしまいました」
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ごくん
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| 北小岩 |
「食べられてしまいました」
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| 小林 |
「なに！！！」
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夫婦喧嘩は犬も食わないと申しますが、
どうやら先生の極小の竿と玉は
食べてくれたようです。 |
