5DW メンズショップ イシカワ
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いつも使っているけど、
ちゃんと便利な
「5DW」的キャンプのすすめ。
今週の「5DW メンズショップイシカワ」では、
キャンプで使いたい4つのアイテムが登場します。



それは、“キャンプにも使える”というだけで、
普段の生活から使っておけるもの。



車に積んでおけば、
一度にすべての荷物が運べてしまうくらいの
「TEMBEA」(テンベア)のビッグサイズトートバッグ。



ひとつあれば、
ごはんもコーヒーもケーキも楽しめる
「Anarcho Cups」(アナルコカップス)の蓋付きのカップ。



肩掛け、膝掛け、テントの床にも敷ける
「HORSE BLANKET RESEARCH」
(ホースブランケット リサーチ)のブランケット。



そして、火をつければ、
テントの中をいい香りにしてくれる
「WHOLE TREE」(ホール ツリー)のパロサント。



「5DW メンズショップイシカワ」の石川顕店長が
いつも家で使っているけど、
いざキャンプとなれば、持っていくと便利なものを
前衛的なキャンプ論とともにご紹介します。



‥‥って、店長、いつも家で使ってるって? 
そうなんです、この4つのアイテム、
“キャンプにも使える”というだけで、
普段の生活から活用できるものばかりなんです。
01
こんなキャンプが楽しい!
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――
石川さんって普段どんなキャンプをしているんですか?
石川
地元の北海道でやるのが完全に好きですね。
北海道ってのは、
東京に比べたらもっと身近にキャンプがあるんです。
極端なことを言うと、
ジンギスカンを焼いて、食べて、
もう泊まらなくてもよくない?
って、家に帰るのもアリなんです。
‥‥もちろん、泊まりますけどね。
ぼくの好きなテントは
立って着替えられるくらいの天高のあるもので、
コット(*)を2つ並べて、真ん中に机を置いて、
ツインルームのホテルみたいにしてみたり。
これが意外と和むんです。
そうじゃなきゃダメってことじゃないです。
キャンプなんてほんとなんでもいいのだと思いますよ。
(*)キャンプなどで寝るときに使う簡易ベッド。
――
想像するものとはまるで違った
自由なキャンプですね(笑)。
ちなみに、キャンプのときは何を着るんですか?
石川
今日さ、盆踊り行かない? って言っているのに、
タキシード着てくるやつはダメでしょ。
キャンプファイアやるっていうのに、
ゴアテックス着てくる人は全然ダメです。
火の粉がついたら穴空いちゃうよって。
もっと気軽で大丈夫です。
いつもの服で十分です。
コレじゃなきゃダメなんていう
キャンプ用の格好なんてありませんし、
勉強しすぎな格好も逆にみっともないです。
‥‥と、そんな中で唯一、
ぼくがキャンプウェアで正しいと思うのは、
実は、映画『イージーライダー』の
ピーター・フォンダのような
ぶ厚い革ジャンですね。
火の粉が飛んでこようと問題ないし、あったかいし、
テントも張らずに、焚き火の横で、
ブランケットを敷いて寝ちゃうのが正解。
まあ、日本の気候的には
タープ(日除け、雨除けの大きな布)があれば
なんとかなる。
――
いいですね。
どんどんティピカルなキャンプから遠ざかっていきますね。
そしたら、靴はどんなのがいいですかね?
石川
テントはお座敷です。
靴を脱いで上がり込む。
床なしのテントも流行っているけど、
基本、土足では上がりませんから。
なのに、編み上げのブーツを履いてくるのがいる。
それは脱ぎにくいでしょうと。
これからお座敷で宴会だぞ、って言いたいです。
山に登る人はいいけど、キャンプですから、
長靴かサンダルがいいと思いますよ。
「KEEN」のサンダルくらいなら
すぐに脱ぎ履きできるしラク。
それか長靴。
日本は湿地帯だし、
雨のあとはベチャベチャになりますからね。
長靴も脱ぎ履きしやすいし、洗いやすい。
「Daiichi Rubber」のはかっこいいですしね。
だいたいどこにでも遊びに行けます。
河原にも行けますよ。
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――
たしかに、テントってお座敷感がありますね!
石川さん的にテントにこれあったら便利じゃん、
ってアイテムはありますか?
石川
そうだなあ、毛布はすごく大事かな。
絨毯の代わりにテントの下に敷けるし、
あったかいから、肩から掛けてもいいし、
膝掛けとして使うこともできる。
家にあるどうでもいい毛布を一枚持っていくのも
いいと思いますが、
せっかくなら、テントの中が一発でステキになる
「HORSE BLANKET RESEARCH」の
ウールブランケットは間違いなしです。
これはハーフサイズで、使い勝手がとてもいい。
家でも使いやすい大きさだし、
素材も以前のものに比べて、軽くて柔らかくなりました。
焚き火の火の粉が飛んできて多少焼けても
それがいい味になると思います。
僕も古いタイプのものを実際に使っていますよ。
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――
ほんとこれ1枚で洒落ますね。
石川
いろいろ使えるのもそうだけど、
大好きなものを持っていくのが
僕のキャンプの前提ですからね。
あとは、パロサント(香木)も持っていくといいですよ。
テントって手入れしたり、乾かすのも大変ですから、
何度か使っていくと、
思うよりも中にニオイが溜まるものなんです。
このパロサントを焚くと、
一発でそのニオイが消えます。
うちで飼っているリクガメのグラちゃんの
排泄物のニオイもちゃんと消えますから。
このパロサントは火をつけても、
30秒ほどで自然と消えるのも危なくなくていい(*)
家やお店のトイレでも使えると思いますよ。
消臭剤ってどこまでニオイが消えているか
信用できないときもあるじゃないですか。
みんなニオイには敏感なんです。
そう言うわりに、テント大丈夫? って。
この一本で思うよりも長持ちします。
キャンプ場では拾った石の上で焚きましょう。
人にプレゼントすると喜ばれるし、
1本ポーチにでも入れておくだけで、
ほんのりといい香りもします。
匂いをかぐと落ち着くし、煙も美しいし、
ちょっと魔除け的なところもありますしね。
ラテンアメリカの先住民の知恵だし、
見た目は素朴ですが、革命的なものなんです。
(*)木の個体差もありますし、火の元には十分ご注意ください。
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2023-11-16-THU
(つづきます)
「TEMBEA」のトートバッグに、
「HORSE BLANKET RESEARCH」のブランケット、
「Anarcho Cups」のカップ、
「WHOLE TREE」のパロサントが
5DW WEBショップにて販売中。
[STAFF]

企画・プロデュース:石川顕

文:小笠原民織

撮影:吉嗣裕馬

モデル:西村匡史

協力:水源の森みよし屋Bob Foundation