バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「パリで再び、
 ドコノコオフ会!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「パリで再び、
 ドコノコオフ会!」

バブー

糸井さんのパリ弾丸ツアー。
先週の「ジャパンエキスポ」の様子に続いて、
パリで行われた2回目の
「ドコノコオフ会」の様子をお伝えするよ!

とのまりこ

5月に開催された
初めてのパリでの「ドコノコオフ会」から
2ヶ月もたたないうちに、
2回目のオフ会。
しかもムッシュー糸井さんと一緒に。

というわけで前回にもまして
たくさんのイヌ・ネコ・ヒトが集まって
大にぎわいでした。

集合時間の15分前に現地入りしてみたものの、
見渡す限りオフ会に参戦するらしき
イヌ・ネコ・ヒトは見えず‥‥。

「だれもいなーい」
とつぶやく糸井さんに、
「いや、大丈夫です。ここはフランスです。
誰も時間通りに来ませんから。」
と一同。

その言葉通り、14時から16時の開催時間中
ぽつり、ぽつり、ぽつり、ぽつりと
イヌ・ネコ・ヒトが集まってきた
おフランスらしいオフ会。


▲ナポレオンの眠るアンヴァリッド前の芝生公園に続々と集まってきます。
 遠くに見える金色の銅像が上にある柱のようなものは、
 セーヌ川に架かる橋で、パリでいちばん豪華絢爛と言われている
 「アレクサンドル三世橋」

バブー
1番のりしてくれたのは
なんとロンドンから車でやってきたという
ミニチュアダックスのオーパス。


▲ロンドからいちばんのりしてくれたオーパス。

ロンドンだけにあらずや。
今回もはるばるドイツから。
そしてなんと日本から旅行中の方、
日本から出張中の方も数名。
ものすごいインターナショナルな
オフ会になったんだよ!


▲セブンちゃんの飼い主ファミリーの長男くんは
 アメリカの大学でサッカーをして活躍中。
 ということはアメリカからも参戦!


▲3ヶ月のジャックラッセルが最年少。糸井さんもメロメロ。

とのまりこ
フランス在住メンバーもかなり色とりどり。

フランス人と結婚して住んでいるヒト。
フランス人と結婚したものの
離婚して住んでいるヒト。
クラリネットやピアノを勉強に来ている留学生。
語学を勉強している留学生。
フレンチレストランで働く料理人。
アーティスト。
定年後パリで暮らすために移住したヒト。
エトセトラ、エトセトラ。


▲いつの間にかピクニック状態になるパリのオフ会。
 みんなピクニック慣れしています♪

イヌを飼っているヒト
ネコを飼っているヒト
イヌを飼っていたヒト
ネコを飼っていたヒト
事情があって飼っているけれど
イヌ・ネコを連れてこれなかったヒト
飼っていたイヌやネコの写真を持ってきたヒト
イヌを飼いたいヒト
ネコを飼いたいヒト
生まれて初めてイヌを抱っこしたヒト
糸井さんのファンのヒト
ほぼ日のファンのヒト
エトセトラ、エトセトラ


▲なかなかおさんぽが難しいネコちゃんもきてくれました〜。

バブー
この日までは繋がっていなかったヒトたちが
「ドコノコ」というキーワードのもと集まり、
イヌ・ネコたちを囲んで笑顔になる。

パリのど真ん中の芝生公園に、
360度色々な方向から
「あそこかなあ‥‥???」
って自信なさげに1人で歩いてくるヒトが
「ドコノコ」の輪に入った途端
ホッと楽しそうにおしゃべりを始める。

とのまりこ
私は個人的に、「オフ会」という
言葉の響きには恐怖すら感じるほど、
苦手意識を持っていました。

ネット上でやりとりしていたとしても
顔は知らない人たちばかりの集合体。

が、この「ドコノコ」のオフ会を
ちょっとサポートするということで
半ば強制的に(笑)参加しなくてはいけない
状況になったおかげで
「ふむふむ、オフ会ってのも
なかなか楽しい
素敵なつながりができるじゃないか。」
と思うようになりました。
少なくとも「ドコノコのオフ会」は!

だってイヌとネコたちがいるんだもの。
この子たちのおかげでなんとスムーズに
ヒトとヒトが繋がってしまうものなんだ。


▲ちびっこはイヌの絵のプレゼントを糸井さんに持ってきてくれたんだって。

そういえば私もバブーというイヌを通じて
そうとうスムーズにフランス社会に
溶けこめるのを日々感じているのだった。

邪険に扱われてしまいがちな
高級ブランド店で、
イヌを連れているだけで店員さんが
笑顔で話しかけてきて好待遇だったり。
(だから私は頼まれて高級ブランド店に
行かなくてはいけないことになった場合、
必ずバブーを小脇に抱えていきます)

高級ブランドの話はさておき、
(でもイヌ連れの時とイヌ連れじゃない時の
違いは見事にそうなのです!)
街を歩いている時も
言葉が通じないような相手でも
イヌを連れているだけで
会話が生まれ社会に入れてもらえる感じ。
外国人として外国で生活していると
ものすごくありがたく感じることが多いのです。

バブー
糸井さんも集まった
イヌ・ネコ・ヒト全員に声をかけてくれて
みんなでパリの芝生公園で
ピクニックをしながらオフ会を楽しんだよ!


▲イヌとネコがくるたびに笑顔がとまらない糸井さん。
イヌやネコたちにも愛情が伝わるからあっという間にみんななつくのだ♪


▲鴨さんもサングラスの下はメロメロの目です。

オフ会終わりにそのまま空港に向かう
糸井さんたちが
サヨナラのご挨拶をし終わったあと、
遠くの方から歩いてきたのは
この「パリこれ!」の背景イラストを
描いてくれているジェローム一家。


▲オフ会が終わってから集合したジェロームファミリー。
 さすがここ、おフランスです♪

お〜いっ!
おフランス人っ!
時間通りに集まらないのは
いつものことだけど
ちょっと遅すぎやしないですか〜!!


▲ついでにジェロームのお父さんとお母さんも登場。
 (バカンスなので子供たちを預かりに地方からやってきていました。
 これから2週間子供たち3人を預かります。さすがおフランス!)

最後までおフランスらしい
2回目のパリオフ会なのでした。
集まってくださった方、本当にありがとう。
ボクの家で「ドコノコオフ会グッズ」を
預かっているから
またぜひ3回目を実施しようね♪


▲イヌたちの大集合写真は、第1回目に引き続き、やっぱり全然ムリでした・・・(笑)。
 8匹ほど無理やり並ばせたところでそっこう諦め、
 ヒトも一緒の大集合写真に変更しました


▲オフ会始まって1時間くらい経過したときの集合写真。
 このあともまだまだたくさんの方が集まってくれました。

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2018-07-17-TUE


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illustration:Jérôme Cointre