バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「日本人シェフが
ガレットで準優勝?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「日本人シェフがガレットで準優勝?!」

バブー

フランスではしょっちゅう耳にする
「meilleur ◯◯」(メイヤー◯◯)。
日本でよく耳にする感じにすると
「ベスト・オブ・◯◯」って感じかな?!

ず〜っと前、このコラムで
フランスでは「バゲット大賞」なるものがあって、
1年に1回最も美味しいバゲットが
決められるんだよ、って話をしたけれど、
実はバゲットだけじゃなくて
ありとあらゆるものの今年いちばんが
決められるんだ!

とのまりこ
『メイヤー』の後に
クロワッサン、レモンタルト、パンオショコラ、
フラン、ミルフィーユ... etc
思いつく限り色々な食品が続きます。

そしてそんな『メイヤー』シリーズのひとつ。
2023年の『メイヤー』ガレット大会で、
私たち家族もずいぶん前から仲良くさせてもらっている
日本から大会のためにやって来たすごいシェフが、
つい先日、準優勝を勝ち取ったのです♪


▲ブルターニュの地方新聞にも掲載された櫻井龍弥シェフの快挙の様子。
遠い異国日本からやってきたシェフが本場で準優勝というのは地元にも結構な衝撃だった様子です。


左端が櫻井龍弥シェフ。

バブー
『ガレット』はそば粉の生地で作られたクレープ。
そば粉、水、塩などを混ぜてクレープ生地を作るよ。
フランスではそば粉の『ガレット』には
ハム、チーズ、卵など塩系のものを入れて。
ボクたちに馴染みがある『クレープ』は
甘いものを入れた
デザート系のクレープになるんだよ。


▲ぼわっとの店の地方の催事のたびに帰りにお店に寄って、この櫻井シェフのガレットを食べに。

(ちなみに、1月に食べる伝統的なお菓子、
中から陶器でできたフェーブと呼ばれる
置き物が出てくる『ガレット・デ・ロワ』の
『ガレット』とは違うものだよ!)

とのまりこ
先月24日『ガレット』の本場、
フランス北西部の
ブルターニュ地方で開催された
第28回ガレットコンクール。

ガレット(クレープ)のレストランを
やっている人と、
持ち帰り専門のフードトラックのようなものを
やっている人と、2部門に分かれての審査。

一般の人たちも見守る中、
15分間でガレットを焼き続け、
その中からベストなものを6枚選んで審査へ。
審査では
見た目(第一印象)、均一性(見た目)、厚さ、
焼き加減、かおり、味の6項目が審査されます。


▲こちらはシェフが今のお店をオープンする前、神戸のお店でシェフをしていたときのガレット写真。
フランスでは見たことのないものが入っているガレットが新鮮で美味しい!
これはなんと牡蠣が入っているガレット。

バブー
審査ではもちろん、
誰が焼いたものかは
わからないようになっているよ。
この辺りはバゲットコンクールと一緒。
審査員たちは
焼かれたガレットだけを、
においを嗅いだり食べたり、
触ったり見たり味わったりしながら
公平に審査するんだよ。

その結果、ボクたちの友人でもある
超実力派、櫻井シェフはなんと
クレープリーの部門
(レストランスタイルのガレット屋)で
準優勝!
持ち帰り形式のフードトラック型の
ガレット部門と合わせて、
総合でもなんと第3位だったんだよ♪


▲毎回パリに来ると一緒にお散歩を楽しむシェフご一行様♪
今回も準優勝の話を聞きながらモンマルトルの丘を一緒に散歩して
おいしいものを食べ歩きました!

櫻井シェフが兵庫県丹波に自分のお店を
オープンしたのは2021年だったけれど、
それ以前、神戸の超人気ガレット屋さんで
雇われシェフとして働いていた時代から、
「こんな美味しいガレット、
本場のフランスより圧倒的に美味しい!」
と大ファンだったボクたちファミリー。
賞を取ったことにはなんの疑問もなくて、
むしろ1位じゃなくて悔しい!!
くらいに思っちゃうんだけどさ。
日本人が本場のフランスで
実力を認められるなんて
とっても嬉しいことだよね♪


▲我が家のプチモンスターも赤ちゃんの頃からシェフのガレット♪
私たちは数々のガレットをフランスで食べていますが、
初めて櫻井シェフのガレットいただいた時のおいしさの衝撃はいまだに忘れられず!

兵庫県丹波の田舎にあるガレットレストラン。
全国に広がるほぼ日ファンの方々には
もしかしたら割と
ご近所の方も多いのではないかな?!
なんて思ってお店の情報も載せておくね♪
日本で食べられるフランスの『メイヤー』ガレット、
ぜひみなさんも機会があったら食べに行ってね!

「SAKURAI」
丹波篠山市今田町下立杭44
079-506-7735
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▲わたしたちのお店「ぼわっと」の地方の催事の時は、関西でも九州でも、
2トントラックに商品を積み自ら運転をして出かけていくわが隊長パパ(左からふたりめ)。
毎回催事の帰りに丹波店によるのが楽しみのひとつになっているそう。
なかなか日本に帰れない私はいつも羨ましく送られてくる写真を見ています。

 

 

 

 

*とのまりこさんの新刊が出版されました*


「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2023-10-03-TUE

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illustration:Jérôme Cointre