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バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「食品を栄養で
ランキング?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「食品を栄養でランキング?!」

バブー

フランスのスーパーで買い物をしていと
かなり多くの商品に「AからE」の
アルファベットが書かれているのが
目に飛び込んでくるよ。

これ、「Nutri-Score」(ニュートリ・スコア)と
呼ばれる、栄養情報を示すための
アルファベットなんだ。


▲フランスで導入されている「ニュートリ・スコア」と言われる「栄養スコア」のAからEのランク付。
多くの食品の前面、棚に並んでいてもわかる場所にアルファベットでランク付されています。

 

とのまりこ

義務化されている栄養表示に加えて、
消費者がパッと見てわかりやすいように
商品の前面に表示できる簡略化した栄養情報。

Aが最も栄養価が高く、Eは最も栄養価が低い。
フランスで2017年から始まった制度で、
記載は企業の自由ではあるものの、
スーパーに並んでいる商品を見れば
かなり多く(少なくとも半分以上)のものに
このアルファベット表示が
されているのがわかります。

 

この評価は、
商品の100gもしくは100mlあたりに含まれる、
好ましい栄養成分と制限すべき栄養成分を
考慮されて算定されているもの。
好ましい栄養成分とは
「食物繊維」、「タンパク質」、
食材でいうと「果物」、「野菜」、
「豆類」、「ナッツ」、「菜種」、「クルミ」など。
制限すべき成分には
「エネルギー」、「飽和脂肪酸」、「糖類」、
「塩分」などが挙げられています。


▲表示は各企業の自主性に任されてるので表示してある商品としていないものが。
例えばこのジュースも片方はあり、片方はなしですが
スーパーを歩けばかなり多くの加工品に表示されているのがわかります

バブー
大学の研究チームとフランスの公衆衛生局が作り、
フランスから始まった制度だけど、
今ではヨーロッパの各国にも広がって
導入されているんだよ。

表示は自主性に任されているし、
DとかEなんてイメージがとっても悪いから、
逆につけない方が良いのでは、
なんて思ってしまったりもするけれど、
驚くほどたくさんの企業が採用していて、
スーパーで買い物をするときの
ひとつの指標になっている感じだよ。


▲子どものおやつ(フルーツのコンポート)やヨーグルト類にも。

とのまりこ
塩分や脂肪分が高いと悪い評価になりがちなので、
例えばチーズ大国フランスの
毎日の食卓では欠かせないチーズたちの評価は
DとかEばかり。
体に良いと思ってとっている
オリーブオイルなども、C。

冷凍ピザなんて、毎日食べてたらダメよね。
なんて覗いてみると、
いい方の評価のBだったりして。
あくまでも100g(100ml)あたりの話。
たくさん摂りすぎると逆に良くないものや
一度に100gも食べないよ、というものもあるので、
アルファベットそのものだけで
判断することではない話ではあるのですが‥‥。

例えばチーズやオリーブオイルなんて、
1度に100gも食べることないですものね‥‥。
逆にこのジュースはそんなに悪くなさそうだと思っても、
飲み物だと当たり前のように100mlの何倍かを
一度に飲んでしまうわけですし‥‥。

このため、チーズ業界や
オリーブオイル業界からは
反発があったりもするそうですが、
90%近い人たちは賛成だそうで、
消費者の買い物指標のひとつになっていることは確か。


▲甘いお菓子類は大抵何をみてもEが多い。
逆にチップスなどは体に悪そうーと思っても案外Cだったりと意外なものも多い。


▲ペリエのような飲料水も評価がついていたりして、
逆に何故ペリエはBなんだろう?! など売り場で考えることも。


▲100g(100ml)あたりで算出されるので、
体に良いとされるオリーブオイルもAやBの表示になることはなし。

バブー
アルファベットをそのまま鵜呑みにして、
「これはいい、これは悪い」
って判断するものではないのだけどね!
日々の買い物時の参考になっていることは
確かだよ。
ボクたちも商品を手に取るたびにチェックするし、
同じカテゴリーの中ならランクが良い方を
選ぶことも多いよ。

ボクのうちの6歳のプチモンスター君だって、
「ボクが欲しいお菓子はEばっかりだ‥‥。」とか
「このシリアルはAだから買ってもいい?」
なんて発言をするもんね。


▲息子が朝ごはんでよく食べるパンやシリアル類。
AやBのものばかりというわけにはいかないけれど、
6歳でもなんとなく良い表示のものを選ぼうとしたりします。

「良いこと」だけをアピールするのではなく
AからEまで良いものも、
(取り過ぎには注意という意味で)
あまりよくないものも、
ストレートに表示されているこの制度。
ボクはなかなか良いと思うのだけど、
みなさんはどう思う?!
意外なものがAで
また別の意外なものがEだったりするので
その違いを見てみるのも面白いよ。
フランスのスーパーを歩く機会があったら
ぜひ見てみてね!

 

 

 

 

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※この連載を再編集し、
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2024-01-23-TUE

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illustration:Jérôme Cointre