Cacco

Kanoco × Hobonichi

Cacco [ kʌ'ko ]

モデルのKanocoさんと
ほぼ日がコラボしたブランド。
Kanocoさんがこどものころに
ご家族や友人から呼ばれていた愛称が
ブランドの名前の由来です。

第3弾は、陽の光に溶け込む
美しいカラーが印象的な
ラインナップになりました。
華やかな「ボリュームタックブラウス」、
軽やかな「ショート丈のワイドTシャツ」、
薄手の「リネンドレス」が新登場。
凛とした雰囲気とやわらかさが合わさった
これらのアイテムについて、
Kanocoさんにお話をうかがいました。

Kanocoさんプロフィール

2nd 10.26(Thu)  AM11:00  On sale

2「わたしらしい、完璧なバランス」

――
「ショート丈ワイドTシャツ」、
Kanocoさんらしい1枚になりましたね。
Kanoco
はい、本当にお気に入りです。
――
最初はもっと薄い生地で考えはじめましたが、
最終的に厚手の天竺素材になりました。
選んだポイントはありますか?
Kanoco
やわらかい生地のものはたくさん持っていて。
カジュアルでも、やわらかい印象でもなく
キリッと着られるような生地感のTシャツがほしくて、
この生地を選びました。
――
着たときにシルエットが
立体的に出るのが良いですよね。
Kanoco
そうそう。
今回つくったTシャツは、
パリッとかっこよく着れるものになりました。
かっこよくいたい!っていうのが根底にあるので。
「かっこいい母ちゃんでいたい」みたいな(笑)
――
いいですね!
Kanoco
合わせるボトムによっては
かっこよく見えることが簡単に叶う
かたちだったり、丈感かなと思います。
――
kanocoさんはショート丈がお好きですね。
Kanoco
はい、ショート丈が好きですね。
前回つくったスウェットもですけど、
やっぱりボトムが合わせやすいし、
気にせず、良いバランス感になるなと。
なにを履いても、スタイル良く、足長く見える!
ちょっと、いまっぽい感じかな。

むかしからハイウエストが好きだったので、
ハイウエストに合うものを考えると、
インできるものか、ショート丈か、
というふうに考えていますね。
――
今回のものは、インはできないですけれど、
パリッとしたハリと生地の質感で
バランスが取れているなと思います。
Kanoco
そうですね、完璧なバランスです!(笑)
――
首の部分は、サイドネックが重なっていて
ボートネックとクルーネックのあいだのような‥‥
他ではあまり見かけないデザインですよね。
Kanoco
一見、シンプルに見えるカットソーだからこそ、
どこかにポイントと入れたいな
という気持ちがあって。
実はこれ、赤ちゃんの肌着から
アイデアを拝借したんです。
――
赤ちゃんの肌着ですか?
Kanoco
私自身が母になり、
赤ちゃんの肌着を日常的に見ていて、
ネック部分の重なりが
大人のお洋服にも付いていたら
けっこう着やすいんじゃないかなと気がついて。
あまり大人のお洋服で見たことがないし、
シンプルなところに、
ひと癖あるっていうのが良いなって思って
ネック部分をこのかたちにしました。
――
このポイントがあることによって開くし、
立体感も出ますよね。
着脱がとても簡単だということもあるけれど、
今回のデザインのポイントになりましたね。
Kanoco
気づかない程度のひと癖が良いですよね。
やりすぎてしまうと、自分っぽくないし。
今回のネックはしっくりきました。
――
このスリットの部分もポイントですよね。
専門的には「カンヌキ留め」と言って、
スリットの部分が裂けないようにする補強なので
目立たない色にする事が多い部分です。
配色にしたのは理由がありますか?
Kanoco
配色にしたのは、ポイントになると思ったのと、
ボトムとのつながりになるかなと思って。
ネイビーの白の配色は、
白いパンツとの合わせが良くなるし、
デニムと合わせたときのポイントにもなりますよね。
――
かわいいです。
遠目から見たときにキラッと光るというか。
Kanoco
ラベンダーはやわらかい印象になるかなって思い、
すこし濃い目の配色を入れたら締まるかなって。
白のボトムでも合いますし、
暗めな色でも合わせやすいと思います。

オフホワイトの配色は
カーゴパンツと合わせたいって思ったから
カーキにしました。
――
色を決める際も、
濃いめのボトムと合わせたいって
おっしゃってましたもんね。
Kanoco
どう着ようかばっかり考えているので(笑)
――
Kanocoさんの場合、
その先のコーディネートのことを考えているから
さすがモデルさんだなって思います。
それがお洋服作りの、
Kanocoさんのスタイルになっていますよね。
Kanoco
そうですね。
そういうふうに言われると、
確かにすごく考えているかもしれないです。
――
袖丈の長さは、
今回とっても迷われていましたよね。
Kanoco
そうですね。
ひと折したり、そのまま五分丈にしたり
ふたとおり着ることができたら
印象を変えて着られるんじゃないかなって。
――
うんうん。
それもコーディネートを見据えて決めた感じですよね。
逆に短くすることもできましたけど、
いまのままキープで2WAYで着れますもんね。
Kanoco
ちょっと折ると袖にもひと癖ついて、
シンプルなボトムのときも、折っても素敵だなって。
通常だと袖丈が五分くらいなのもバランスが良いですし、
逆に折って着るとすっきり感がでます。
――
このTシャツ、風通しがとても良さそうですよね。
Kanoco
それも大事なポイントです。
しかも今回、シワ防止加工もしてもらったので
雑に着ても上品で、かっこいいTシャツになりました。
- item -

ショート丈ワイドTシャツ(3colors)
9,900 yen

(つづきます)