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2017-06-28

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・昨日、こんなツイートを読んだ。
 書いたのは、友人でもあるライターの古賀史健さんだ。

 *けさ、「意外とこういうところのパンがおいしいんだよ 
 な」と自宅近くのつぶれそうになってるパン屋で惣菜パン
 各種を買ってきたのだけど、びっくりするほどおいしくな
 い。

 ぼくは、すぐに反応した。

 *この感じ、何度も味わった。

 これまでにも、そういうことは何回もあった。
 じぶん自身も経験したし、知人たちもやりがちだった。
 きれいとは言えない、さびれた感じの店が意外とうまい
 ‥‥という物語は、とてもロマンチックである。
 大穴馬券が当たった話はみんなも大好きなのだが、
 ほとんど当たらないから、大穴なのである。
 ぼくは、経験した分だけ、この問題について考えてきた。
 そして、種明かしのように古賀さんに向けツイートした。

 *「隠れた名店」は、一部の(たとえば近所の)人には有
 名店。誰からも隠れた名店など、ない。

 *!!!! ほんとだ!

 というわけで、ひまつぶしのようなやりとりは、
 無事に終ったわけですが、これけっこう大事なことです。
 店構えがきれいだとか名が知られているのもいいですが、
 店がきれいでなくても、おいしければ、
 ちゃんと人の集まってくる店になるんですよね。
 つまり、それなりに多くの誰かさんに支持されています。
 駅前の演奏からメジャーになったバンドなども、
 そういうパターンの好例ですよね。
 「おれは誰にも理解されない天才だ」なんてことは、
 基本的にはありえないということです。
 少なくとも、近くにいる複数の人が、信じていること。
 また、その状態にまでは持っていけてることです。

 まことに教訓に満ちたパン屋ばなしではございました。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「理解されないから天才」という理論も、大穴的にあるね。


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